ルーターの必要性 wireless LAN 2003 5 21
今、日本では、通信速度が12MbpsのADSLが安売り戦争し、
さらに100Mbpsの光ファイバーまでも安売り戦争に参入し、
ブロードバンド(高速大容量通信)が当たり前となりつつある。
現在、最低通信速度が12Mbpsとなりつつあり、
さらにADSLは今後、20Mbps以上の速度へ主戦場を移す見込みとなる。
そのため、ブロードバンド・コンテンツ(番組)も、
高速大容量通信を前提に制作するようになった。
しかし、ここで、問題が2つ発生してきた。
ひとつは、ブロードバンド難民の発生である。
ブロードバンドそのものがわからない難民、ブロードバンド接続の仕方がわからない難民、
ブロードバンドをしたくても技術的に困難な地域の難民と、各種の難民が発生している。
もうひとつは、ブロードバンド導入後の問題である。
今、日本では、各家庭にパソコン1台というのは、当たり前となりつつあるが、
今後のトレンドは、一人1台となる時代が来るかもしれない。
家族全員がインターネットをするようになると、家庭のなかでチャンネル争いならぬ、
パソコン争いが発生する。
専業主婦なら、ゆっくりと、ブロードバンド・コンテンツ(番組)を楽しめるが、
最近は、働く女性が増えてきた。
そうなると、ブロードバンド・コンテンツ(番組)の視聴時間、つまりゴールデンタイムは、
夕食後に集中することになる。
子供は子供で、子供向けのブロードバンド・コンテンツ(番組)が増えてきたので、
それを見たいし、母親は、女性向けのブロードバンド・コンテンツ(番組)が見たい。
父親は、ビジネスや娯楽のブロードバンド・コンテンツ(番組)が見たい。
場合によっては、諸般の事情で家族に見られないように見たいコンテンツ(番組)もある。
これで、パソコンが1台では、チャンネル争いならぬ、パソコン争いが発生する。
そこで、パソコンをもう一台買って、子供が2人以上いると、さらにもう1台買って、
パソコン争いをなくすのだが、ここで問題が発生する。
インターネットに接続する場合、今のADSLモデムでは、パソコンが1台しか、
接続できない場合も多い。
こういう場合、どうするか。いい解決方法があります。
それは、ルーターをADSLモデムの後に設置すればよいのです。
ルーターが、1本のインターネットを複数のパソコンに自動的に割り振ってくれます。
パソコンの利用者は、同時に誰がインターネットを使用していても、気にせず、
インターネットができます。
ルーターは、インターネットの交通整理の役割をしてくれます。
さらに無線LANルーターを設置すれば、ケーブルなど、いらなくなります。
電話機の側にあるADSLモデムからパソコンまで伸びたケーブル、
邪魔ではありませんか。あるいは部屋の美観を損ねていませんか。
この無線LANルーターを設置すれば、ケーブルなどいらなくなります。
さらにノートパソコンならば、部屋のどこにいても、インターネットができます。
子供部屋でも、書斎でも、台所でも、トイレでも、インターネットができます。
さすがに風呂のなかはやめた方がよい。
また、ルーターを設置することで、セキュリティーが向上します。
ルーターは、セキュリティーも監視する役割があります。
ただ、ルーターによっては、設定方法が初心者にはむずかしい場合がありますので、
初心者向けのルーターを買うようにする必要がある。